中高年こそ使うべき!転職サイト活用法ガイド

*

1、中高年の転職事情

 日本には終身雇用や年功序列など他の国にはない、独自の雇用制度が存在していました。そのため40代や50代の中高年の方々は会社に就職する際に真面目に一生懸命に働けば、年齢と共に給料が上がりそのまま定年を迎えられると信じていました。しかし経済のグローバル化や急速に進む少子高齢化で、終身雇用や年功序列もすでに過去のものとなろうとしています。

 そのため多くの企業では年齢と共に給料が上がり、コストパフォーマンスが合わなくなった中高年の社員をリストラし始めました。日本の企業がグローバル的な影響も受けず、国内の市場が拡大を続けて、利益を出し続けるのであれば別です。しかし日本のお家芸とまで言われた家電製品が韓国や、中国の製品との価格競争に敗れ国内の家電メーカーでは容赦のないリストラが始まりました。

 さらに私たちを驚かせたのは2013年10月31日の中間決算で最高益を更新したにも関わらず、日本たばこ産業が決算前日に国内たばこ部門で大規模なリストラ策を発表したことです。国内にある9ヶ所のたばこ関連工場の4つを閉鎖し、1600人を削減するするというものです。1600人と言う数字は日本たばこ産業の実に2割に当たりますが、国内のたばこ市場が縮小する中でのリストラなのです。

 もはや日本では業績に関係なく中高年を対象とした、リストラが行われていることを自覚すべきでしょう。さらに企業が社員をリストラする際に政府が助成金を支給する労働移動支援策も、これまでの中小企業だけでなく大企業にまで拡大し助成金もこれまでの最大で40万円から60万円になりました。

2、中高年の転職時の強みとは

 中高年が転職する際には自分に何ができるのかを良く理解し、その強みを上手にアピールすることが大事です。40代や50代の中高年の方々がリストラの対象になっているのは、会社から見れば仕事の割りに給料が高いと判断されているからです。そのため転職活動をしてももし20代や30代の若い世代と、同じようなスキルや能力しかないと判断されれば、応募書類が通過することも面接で採用されることもないでしょう。

 では中高年の方々の、強みとは何でしょうか。それは若い世代にはない経験やスキルで、その経験やスキルを応募書類でいかにアピールするかが書類審査を通過させるポイントです。ただそれだけでは十分ではなく志望動機や自己アピールの書き方も、書類審査のチャックポイントになるので注意が必要です。そして応募書類が通過し面接まで辿り着けたなら、自分の強みを人事担当者に伝える工夫や努力が必要です。

3、企業はどのような人材を求めているのか

 企業が中高年の方々に求めているのは若い世代にはない、高い専門性があるスキルや能力です。また日本たばこ産業でも国内のたばこ市場は縮小する一方で、海外の市場では売り上げを伸ばしています。このように国内の多くの企業では、国内から海外の市場へ目を向け始めています。実際に国内にある工場を閉鎖して、海外に工場を建設する企業も少なくありません。

 そのため十分な経験やスキルを持ったエンジニアでも、日常会話程度の英語など語学力が求められています。これは何もエンジニアだけの話ではなく、さまざまな業種や職種にも言えることです。今の時代では英語が使えることが求められているのではなく、英語が使えることが前提でどんな経験やスキルを持っているかが問われています。また国内では多くの企業が新たな事業を模索していて新規事業の立ち上げができたり、新プロジェクトを引っ張っていけるリーダーシップがある中高年の方を求めています。

4、中高年の転職に最適な求人媒体は

 転職活動を行う場合に欠かせないのが、どんな求人媒体を選ぶかです。求人媒体にも新聞の求人広告や求人誌などもありますが、中高年の方々であればハローワークやウェブ上の、転職サイトが主流だと言ってもよいでしょう。ハローワークの中高年の求人情報もハローワークの場合は中小企業が多く、転職サイトには大企業の求人案件が多く掲載されています。またハローワークの求人情報も、ウェブ上の転職サイトで閲覧が可能になりました。

 さらに中高年が転職を行う場合には在職での転職活動が大事なので、転職サイトの中でも専任の担当者が付く人材紹介会社が運営するサイトがお勧めです。転職サイトの担当者が中高年の方々の強みを引き出してくれ、求人の紹介だけでなく応募書類の添削から面接のアドバイスまで全て無料で行ってくれます。さらに転職サイトを利用すれば在職でも転職活動が可能で、応募先の採用基準や社風なども教えてくれたり、面接の段取りまで担当者がやってくれます。

5、転職サイトを利用して成功した事例

 家電メーカーのエンジニアでしたが会社が本格的なリストラを始める前に、幾つかの転職サイトに登録し転職に成功しました。会社の業績が悪化する中で先行きに不安を覚えたので、半年前から人材紹介会社が運営する転職サイトで転職活動を始めました。50歳になり自分の年齢のこともあり、正直なところは年収ダウンでの転職も覚悟していました。しかし中国で品質管理や技術指導をやれるエンジニアを探している、企業の求人を紹介され応募したところ好条件で採用が決まりました。(U.Tさん 50歳)

 U.Tさんの場合はエンジニアとして高いスキルや豊富な経験が評価されただけでなく、日頃からコツコツと英語の勉強を行っていたことも高く評価されました。また前職で外国人の研修生を受け入れていたことから、以前から英会話スクールに自腹を切って通っていたのです。そんな地味な努力が実を結び、前の年収を越える条件で転職が決まったのです。

 機械商社の営業でしたが47歳の時に転職エージェントで、他の専門商社の営業職に転職しました。前職での仕事の実績が評価されて、年収アップでの転職だったので満足しています。ハローワークにも行きましたが、残念ながら応募したいような求人案件は見つかりませんでした。特に在職での転職活動だったので、転職エージェントの担当者の方には随分とお世話になりました。感謝しています。(O.Hさん 47歳)

 O.Hさんの場合は機械商社での営業での実績が高く評価されましたが、実はO.Hさんが最初に書いた経歴書にはその実績があまり表現されていませんでした。そこでO.Hさんの担当者が別表でこれまでの実績を、グラフにしたり新たに書くようにアドバイスをしました。それを見た専門商社の人事担当者が、O.Hさんの実績を高く評価して今回の採用に繋がりました。

6、終わりに

 中高年の転職は決して容易ではなく、周到な準備と計画性なしには成功しません。世の中が大きく変化を遂げている激動の中で、中高年の方々が人生の後半を笑顔で過ごしていくためには、発想の転換と柔軟性が大事です。若い世代にはない経験やスキルをすでに持っているわけですから、それを最大限に活かす道を探すことが1番のポイントになってきます。是非とも転職に成功して、毎日を家族と笑顔で過ごせるように頑張って下さい。

リクナビNEXT
詳細
★★★★★
・企業オファー有り
・求人案件業界最大!
・誰でも使いやすいシンプルなサイト

公開日:
最終更新日:2015/04/01